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by BURZER
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Interview with Vintersorg
'03年末に行われたインタビュー。結構昔のものだが、普段から焦点の当てられることのないVintersorg氏の本質が集約されているインタビューだと思ったのでここに翻訳した上載せることにした。現在新譜-Solens Rtter(訳:太陽の起源)をレコーディング中。全てスウェーデン語の歌詞になるとのこと。
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あなた方は新譜-The Focusing Blur を2004年にリリースしようとされておられるようですが、このアルバムについて少し教えて頂けませんか?>

そうだな、アルバムはVintersorgでやってきた中でかなり異色且つ複雑な物になったよ。穏やかなAmbientから激烈なBlack Metalまで様々なジャンルの音楽がそこにあるし。プログレッシブ且つフォーキッシュ、鬱で暗いコード進行、ヘビーなリフに近年のJazz的な要素、さらには、全ての曲をエネルギッシュで難解にするためにアコースティックギターもふんだんに用いた。Steve Di Giorgioのフレットレスベースがアルバム中を魔法みたく渦巻いているし、それがAsgeir(Borknagar,Spiral Architect)の壮大なドラム展開と相まってかなりグルービィーにもなった。
俺達はVintersorg精神の基礎的本質を、新鮮な、しかしVintersorgの根本的構成は崩さずに、新たな次元へと進歩させたんだよ。もっとも、そのアルバムには色々な視点や探索道があるわけだし、このアルバムを言葉で説明するのは困難だ。俺が今話していることを理解するには実際に聴いてもらわなければ分からないならないと思う。いずれにせよ、俺達はレコーディングの結果に満足しているし、それらの曲は今までの中でもっとも出来の良いものだよ。

The Focusing Blurのコンセプトは何でしょうか?自然科学?それとも天文学でしょうか?>

b0049940_21593626.jpg大雑把に言ってしまえば自然科学と運命だ。しかし、2,3の言葉で狭めて表現することは本当に難しい。より正確には人と物、精神と肉体、そして絶対的なるものへの探求といったところだろうか。
俺達が深く探求し得る知識の最先端にもはや到達してしまっていることを考えたとき、あるいは、他の探求道がありつつも、俺達が探求してきた題目の完全なる本質を発見してしまったとき、新たな道がまた開かれる。それに従うのさ。つまり、俺達が今焦点を当てて視ているものというのは、ぼやけていて、実際はそれ以上のものがまだ存在しているし、その焦点自体も未知なるものをちらりと感じ取るだけの一時的なものでしかない。
しかしながら、皆にはOfficial Siteへ行ってもらって全てのストーリーを読んでもらうことを薦めるよ。文章で書き綴るにはあまりにも複雑すぎるからね。

なぜこのタイトルにされたのですか? あなたの音楽の複雑性をよく象徴している逆説のようにも思えますが。。。>

そのタイトルは逆説だし、歌詞的にも音楽的にも幾らかの感覚上矛盾めいたものを取り扱っているこのバンドをよく象徴している表現だと思う。俺達は心情と行動との対比について多く扱っているし、それを同じアルバム内の曲全て行うのはいささか奇怪かもしれないけれども、同時に表現できて、且つどうにかして上巧く融合させる力が俺達にはあるんだ。だから逆説といえる・・・けれども同じことはもうしないよ。
俺は哲学的な探求や究極的な問いを投げかけてくる逆説というものが本当に大好きなんだ。このアルバムのタイトルにかなり相応しいと思う。

あなた方が書く詞や音楽は皆とても考えさせられるものがありますし、適当にやっている要素というものは一切無いように思えます。どこからインスピレーションを得ているのですか?>

一般的には人生からだと思う。俺は人間の存在や、我々がどれほど莫大な宇宙の事象と繋がっているのかという点にかなり興味を抱いているし、日々の生活から俺自身の存在というものを探求しようとしている。それ以外だと、言葉と体調からだ。それは”かなり”胡散臭く聞こえるかもしれないが、でも本当のことなんだよ。それ以外の言葉には置き換えられないぐらいに。だから、読書したり、家族と過ごしたり、音楽を演奏したり等することが作曲中枢部へと誘ってくれる源なのさ(笑)

作詞以外にあなたは詩をも書いているわけですが、書くことというのはあなたの感情を表現する方法の一つなのですか?書くことはあなたにとっては欠かせないものなのでしょうか?>

ああ、全くその通りだよ。書くことというのは俺の冒険と言う名の人生の重要な一部要素でもある。全く自由奔放なもんだよ。君も自身の感情を表現できるし、人々はそれに対して間違っているなんて言うことはできないし。いや、もちろんやろうと思えばできるんだろうけれど、君よりかは声高に主張できないはずだし、ただ君の意見や感情の前に沈黙しているだろう。俺にとっちゃ「自由」のもっともたるものが書くということなのさ。言葉の綾で遊ぶのもかなり好きだし、そもそも普段から言語というものが大好きなんだよ。詩なんか最高だし、言語を新たな面白い型にひねったり変えたりすることに関するもの全てが本当に好きだ。

詩に関してはさらにリラックスさせてくれたり、俺のロマンティックな一面を表現したりもするし、俺というものを素直に引き出してくれるのさ。他方で音楽に付す詞に関してはもっと詭弁なものだけれどね。いずれにせよ、書くことというのは俺はかなり情熱を注ぎ込んでいる中の一つだ。

あなたの詞の複雑さが聴手の障害になっているんじゃないかとは思わないのですか?>

いいや、そうは思ってはいない。勿論そこに存在する主題や概念につき深く掘り下げたところに行き着くまでには幾らか時間がかかるだろう。しかし、歌詞というものは、全体において理解されるよう、単一性を形作るために音楽と統合されなければならないと感じているし、俺達はその指令を見事にこなしていると思っている。”深い”歌詞が、一般的なロックンロールの「ベイビー」とか「どんちゃん騒ぎしようぜ」みたいな歌詞よりも長く続くわけだけれども、歌詞は音楽と同じぐらい重要な役割を果たしていると俺は思う。しかしながら、なぜ皆は潜在的で意味深な歌詞を使わないんだ?勿論時折君もそういうロックンロールみたいな聴き易く、理解し易いものを聴きたいと思うときもあるんだろうけれど、長い目で見れば大概はつまらないものだ。少なくとも俺の世界ではね。
ということで、俺は聴手が歌詞を邪魔なものだと見ているとは思っていないし、逆にこういったやり方を好んでいると思っているよ。少なくとも俺はそういった考え方や視野を持ちたいね(笑)

あなたはなぜ英語・スウェーデン語の両方の言語を用いているのですか?>

俺は詩を書くことに熱狂しているし、繰り返すが言語が大好きなんだよ。だから俺は面白い物を書こうとすることに果敢に挑戦したいのさ。そして(言葉の綾から生じる)その面白さを保つために好きな言語であるスウェーデン語と英語を用いるし、例えるなら両言語が互いに酸素を与え合う。英語でしばらく書いたら、スウェーデン語に換えたくなる。この書き方が俺にとっちゃ新鮮だし、そこにおけるこれら言語の働き方が好きだ。

ただ、今度出るアルバムはコンセプトアルバムだから英語しか使っていないよ。ストーリー上で言語変換を行ってしまうと全体のコンセプトが崩壊するだろうからね。でも次からはまた言語変換を行っていくと思うよ。

では音楽の話をしたいと思います。あなた方は1st-アルバムから最新のアルバムまでの過程上かなりそのスタイルを変えていますよね。これはあなた方にとって自然な進化だったのか、それともあらたな境地をただ探求したかっただけなのか、どちらですか?>

それは俺がこのバンドを結成した当時の柵から抜け出すための回り道、つまりは自然なる進化さ。このジャンルで新鮮なことをするというのが俺の意図だったし、もし俺達が何度も繰り返し同じようなアルバムを作っていたら、このバンドを続ける意味はないだろう。このジャンルと俺達自身を発展させるというのが目標だったんだ。俺はアコースティックギター・クリーン声・1993~94年の”Black Metal”にMetalなリフとかを取り入れた当時人々はそれらについて嘲り笑っていたが、でも俺は俺自身がやりたいことをよく分かっていたし、だからこそ意図的に進化させてきた。
何人かの人たちは俺達が一生Till Fjallsのままでいると思っていたようだけれど、あれが俺達の到達点ではないんだよ。依然昔のVintersorg的な要素が残っているけれども、あくまで新たな進化の過程上で用いているのさ。新譜ではアコースティックギターらフォーク的なハーモニーをふんだんに取り入れたし、古いものと新しいものを上手い具合に混ぜたって感じかな。

あなたのサイドプロジェクトバンドについて教えて頂けませんか?あなたのやること全ては創造性に富んでいるわけですが、将来的な計画とか、あとはOtygの活動を止めた理由について教えて頂きたいのですが・・・> 

俺は色々なバンドを掛け持ちしているし、プロジェクトバンドの方も続けているよ。他の音楽や俺の中の歌詞世界をより探求するためにね。他の異なる物事を持ち続けるというのは、熱狂さ加減、奇妙なものに対する好奇心、音楽的な興味を結集させる精神を保ち続ける上で俺にとっちゃとてもいいことなんだよ。

b0049940_21582022.gif’04・2/16にリリースされるVintersorgの新譜の他にも、Borknagarの新譜が1月の終わりに完成して春にでもリリースされるだろう。12/1から俺の他のバンド-Fissionがデビューアルバム-Crater用の曲をレコーディングし始めるし。でも俺達は週末ぐらいしかレコーディングに充てる日がないから、完成までには結構時間がかかると思う。他にも現在デモ制作している最中の幾つかのサイドプロジェクトバンドもあるし、何が起こるかまぁ見ててよ。後は願わくばHavayothのCDをそう遠くはない将来に出せたらいいと思う。

二ヶ月前に俺の息子が生まれたばかりだし、俺のスケジュールは本当にすし詰め状態だよ。

あなたはもうこれ以上Liveはやりたくないと思っているというような噂を耳にしたのですが、なぜそのような決断を?>

それはでたらめだよ。でも君も分かっていると思うけれど、Liveに出る時間を見つけるというのは本当に難しい。俺は教師になるために毎日勉強しているんだけれど、教師になるのは容易いもんじゃないからね。
このバンドは二人しかいないから助け合うなんてこともできず、Liveをやるときは毎回必要パートをこなしてくれる人を雇わなければならない。でも’03に幾つかのフェスティバルには出演したし、今年も出演するつもりだよ。これ以上の情報はVintersorgのサイトへ行って確認してくれ。

新年を迎えるにあたってあなたの計画はなんでしょうか?我々はどういったものを期待していいんでしょうか?>

前に言ったように、じゃんじゃんレコーディングを行うし、幾つかのアルバムをリリースするよ。’04はかなり創造的な年になると思うよ。簡単にいえばそういうことだ。

2004年に向け何か決意されたものとかありますか?>

いや、全く。俺はそういったものを背負い込まない性質なんでね。俺が人生、そしてこの瞬間において何がやりたいのか、そしてどうやったら実現できるのかについてよく把握しているし、多くの音楽を制作することは人生における一片でしかない。
俺は己がやることに関して唯一誓っているのは、人間としての本質側面を進化させていくことだけだな。

最後に何か言いたいことはありますか?勿論検閲などされませんので、遠慮なくおっしゃって下さい(笑)個人的なものを述べると、質問に対して回答して下さりどうもありがとうございます。あなたにとって’04が良い年になりますように。>

特に言いたいことはないな。ただ、このインタビューの読者に2月にリリースされる新譜をチェックしてくれってことだけかな。勿論他のサイドプロジェクトバンドもね(笑)

それじゃあ、また。

Original Copyright reserved by The Summoning BM
Copyright of Translation reserved by BURZER

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by BURZER | 2006-06-20 21:37 | 番外(Metal)
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