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by BURZER
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カテゴリ:番外(Metal)( 7 )
Interview with Vintersorg
'03年末に行われたインタビュー。結構昔のものだが、普段から焦点の当てられることのないVintersorg氏の本質が集約されているインタビューだと思ったのでここに翻訳した上載せることにした。現在新譜-Solens Rtter(訳:太陽の起源)をレコーディング中。全てスウェーデン語の歌詞になるとのこと。
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あなた方は新譜-The Focusing Blur を2004年にリリースしようとされておられるようですが、このアルバムについて少し教えて頂けませんか?>

そうだな、アルバムはVintersorgでやってきた中でかなり異色且つ複雑な物になったよ。穏やかなAmbientから激烈なBlack Metalまで様々なジャンルの音楽がそこにあるし。プログレッシブ且つフォーキッシュ、鬱で暗いコード進行、ヘビーなリフに近年のJazz的な要素、さらには、全ての曲をエネルギッシュで難解にするためにアコースティックギターもふんだんに用いた。Steve Di Giorgioのフレットレスベースがアルバム中を魔法みたく渦巻いているし、それがAsgeir(Borknagar,Spiral Architect)の壮大なドラム展開と相まってかなりグルービィーにもなった。
俺達はVintersorg精神の基礎的本質を、新鮮な、しかしVintersorgの根本的構成は崩さずに、新たな次元へと進歩させたんだよ。もっとも、そのアルバムには色々な視点や探索道があるわけだし、このアルバムを言葉で説明するのは困難だ。俺が今話していることを理解するには実際に聴いてもらわなければ分からないならないと思う。いずれにせよ、俺達はレコーディングの結果に満足しているし、それらの曲は今までの中でもっとも出来の良いものだよ。

The Focusing Blurのコンセプトは何でしょうか?自然科学?それとも天文学でしょうか?>

b0049940_21593626.jpg大雑把に言ってしまえば自然科学と運命だ。しかし、2,3の言葉で狭めて表現することは本当に難しい。より正確には人と物、精神と肉体、そして絶対的なるものへの探求といったところだろうか。
俺達が深く探求し得る知識の最先端にもはや到達してしまっていることを考えたとき、あるいは、他の探求道がありつつも、俺達が探求してきた題目の完全なる本質を発見してしまったとき、新たな道がまた開かれる。それに従うのさ。つまり、俺達が今焦点を当てて視ているものというのは、ぼやけていて、実際はそれ以上のものがまだ存在しているし、その焦点自体も未知なるものをちらりと感じ取るだけの一時的なものでしかない。
しかしながら、皆にはOfficial Siteへ行ってもらって全てのストーリーを読んでもらうことを薦めるよ。文章で書き綴るにはあまりにも複雑すぎるからね。

なぜこのタイトルにされたのですか? あなたの音楽の複雑性をよく象徴している逆説のようにも思えますが。。。>

そのタイトルは逆説だし、歌詞的にも音楽的にも幾らかの感覚上矛盾めいたものを取り扱っているこのバンドをよく象徴している表現だと思う。俺達は心情と行動との対比について多く扱っているし、それを同じアルバム内の曲全て行うのはいささか奇怪かもしれないけれども、同時に表現できて、且つどうにかして上巧く融合させる力が俺達にはあるんだ。だから逆説といえる・・・けれども同じことはもうしないよ。
俺は哲学的な探求や究極的な問いを投げかけてくる逆説というものが本当に大好きなんだ。このアルバムのタイトルにかなり相応しいと思う。

あなた方が書く詞や音楽は皆とても考えさせられるものがありますし、適当にやっている要素というものは一切無いように思えます。どこからインスピレーションを得ているのですか?>

一般的には人生からだと思う。俺は人間の存在や、我々がどれほど莫大な宇宙の事象と繋がっているのかという点にかなり興味を抱いているし、日々の生活から俺自身の存在というものを探求しようとしている。それ以外だと、言葉と体調からだ。それは”かなり”胡散臭く聞こえるかもしれないが、でも本当のことなんだよ。それ以外の言葉には置き換えられないぐらいに。だから、読書したり、家族と過ごしたり、音楽を演奏したり等することが作曲中枢部へと誘ってくれる源なのさ(笑)

作詞以外にあなたは詩をも書いているわけですが、書くことというのはあなたの感情を表現する方法の一つなのですか?書くことはあなたにとっては欠かせないものなのでしょうか?>

ああ、全くその通りだよ。書くことというのは俺の冒険と言う名の人生の重要な一部要素でもある。全く自由奔放なもんだよ。君も自身の感情を表現できるし、人々はそれに対して間違っているなんて言うことはできないし。いや、もちろんやろうと思えばできるんだろうけれど、君よりかは声高に主張できないはずだし、ただ君の意見や感情の前に沈黙しているだろう。俺にとっちゃ「自由」のもっともたるものが書くということなのさ。言葉の綾で遊ぶのもかなり好きだし、そもそも普段から言語というものが大好きなんだよ。詩なんか最高だし、言語を新たな面白い型にひねったり変えたりすることに関するもの全てが本当に好きだ。

詩に関してはさらにリラックスさせてくれたり、俺のロマンティックな一面を表現したりもするし、俺というものを素直に引き出してくれるのさ。他方で音楽に付す詞に関してはもっと詭弁なものだけれどね。いずれにせよ、書くことというのは俺はかなり情熱を注ぎ込んでいる中の一つだ。

あなたの詞の複雑さが聴手の障害になっているんじゃないかとは思わないのですか?>

いいや、そうは思ってはいない。勿論そこに存在する主題や概念につき深く掘り下げたところに行き着くまでには幾らか時間がかかるだろう。しかし、歌詞というものは、全体において理解されるよう、単一性を形作るために音楽と統合されなければならないと感じているし、俺達はその指令を見事にこなしていると思っている。”深い”歌詞が、一般的なロックンロールの「ベイビー」とか「どんちゃん騒ぎしようぜ」みたいな歌詞よりも長く続くわけだけれども、歌詞は音楽と同じぐらい重要な役割を果たしていると俺は思う。しかしながら、なぜ皆は潜在的で意味深な歌詞を使わないんだ?勿論時折君もそういうロックンロールみたいな聴き易く、理解し易いものを聴きたいと思うときもあるんだろうけれど、長い目で見れば大概はつまらないものだ。少なくとも俺の世界ではね。
ということで、俺は聴手が歌詞を邪魔なものだと見ているとは思っていないし、逆にこういったやり方を好んでいると思っているよ。少なくとも俺はそういった考え方や視野を持ちたいね(笑)

あなたはなぜ英語・スウェーデン語の両方の言語を用いているのですか?>

俺は詩を書くことに熱狂しているし、繰り返すが言語が大好きなんだよ。だから俺は面白い物を書こうとすることに果敢に挑戦したいのさ。そして(言葉の綾から生じる)その面白さを保つために好きな言語であるスウェーデン語と英語を用いるし、例えるなら両言語が互いに酸素を与え合う。英語でしばらく書いたら、スウェーデン語に換えたくなる。この書き方が俺にとっちゃ新鮮だし、そこにおけるこれら言語の働き方が好きだ。

ただ、今度出るアルバムはコンセプトアルバムだから英語しか使っていないよ。ストーリー上で言語変換を行ってしまうと全体のコンセプトが崩壊するだろうからね。でも次からはまた言語変換を行っていくと思うよ。

では音楽の話をしたいと思います。あなた方は1st-アルバムから最新のアルバムまでの過程上かなりそのスタイルを変えていますよね。これはあなた方にとって自然な進化だったのか、それともあらたな境地をただ探求したかっただけなのか、どちらですか?>

それは俺がこのバンドを結成した当時の柵から抜け出すための回り道、つまりは自然なる進化さ。このジャンルで新鮮なことをするというのが俺の意図だったし、もし俺達が何度も繰り返し同じようなアルバムを作っていたら、このバンドを続ける意味はないだろう。このジャンルと俺達自身を発展させるというのが目標だったんだ。俺はアコースティックギター・クリーン声・1993~94年の”Black Metal”にMetalなリフとかを取り入れた当時人々はそれらについて嘲り笑っていたが、でも俺は俺自身がやりたいことをよく分かっていたし、だからこそ意図的に進化させてきた。
何人かの人たちは俺達が一生Till Fjallsのままでいると思っていたようだけれど、あれが俺達の到達点ではないんだよ。依然昔のVintersorg的な要素が残っているけれども、あくまで新たな進化の過程上で用いているのさ。新譜ではアコースティックギターらフォーク的なハーモニーをふんだんに取り入れたし、古いものと新しいものを上手い具合に混ぜたって感じかな。

あなたのサイドプロジェクトバンドについて教えて頂けませんか?あなたのやること全ては創造性に富んでいるわけですが、将来的な計画とか、あとはOtygの活動を止めた理由について教えて頂きたいのですが・・・> 

俺は色々なバンドを掛け持ちしているし、プロジェクトバンドの方も続けているよ。他の音楽や俺の中の歌詞世界をより探求するためにね。他の異なる物事を持ち続けるというのは、熱狂さ加減、奇妙なものに対する好奇心、音楽的な興味を結集させる精神を保ち続ける上で俺にとっちゃとてもいいことなんだよ。

b0049940_21582022.gif’04・2/16にリリースされるVintersorgの新譜の他にも、Borknagarの新譜が1月の終わりに完成して春にでもリリースされるだろう。12/1から俺の他のバンド-Fissionがデビューアルバム-Crater用の曲をレコーディングし始めるし。でも俺達は週末ぐらいしかレコーディングに充てる日がないから、完成までには結構時間がかかると思う。他にも現在デモ制作している最中の幾つかのサイドプロジェクトバンドもあるし、何が起こるかまぁ見ててよ。後は願わくばHavayothのCDをそう遠くはない将来に出せたらいいと思う。

二ヶ月前に俺の息子が生まれたばかりだし、俺のスケジュールは本当にすし詰め状態だよ。

あなたはもうこれ以上Liveはやりたくないと思っているというような噂を耳にしたのですが、なぜそのような決断を?>

それはでたらめだよ。でも君も分かっていると思うけれど、Liveに出る時間を見つけるというのは本当に難しい。俺は教師になるために毎日勉強しているんだけれど、教師になるのは容易いもんじゃないからね。
このバンドは二人しかいないから助け合うなんてこともできず、Liveをやるときは毎回必要パートをこなしてくれる人を雇わなければならない。でも’03に幾つかのフェスティバルには出演したし、今年も出演するつもりだよ。これ以上の情報はVintersorgのサイトへ行って確認してくれ。

新年を迎えるにあたってあなたの計画はなんでしょうか?我々はどういったものを期待していいんでしょうか?>

前に言ったように、じゃんじゃんレコーディングを行うし、幾つかのアルバムをリリースするよ。’04はかなり創造的な年になると思うよ。簡単にいえばそういうことだ。

2004年に向け何か決意されたものとかありますか?>

いや、全く。俺はそういったものを背負い込まない性質なんでね。俺が人生、そしてこの瞬間において何がやりたいのか、そしてどうやったら実現できるのかについてよく把握しているし、多くの音楽を制作することは人生における一片でしかない。
俺は己がやることに関して唯一誓っているのは、人間としての本質側面を進化させていくことだけだな。

最後に何か言いたいことはありますか?勿論検閲などされませんので、遠慮なくおっしゃって下さい(笑)個人的なものを述べると、質問に対して回答して下さりどうもありがとうございます。あなたにとって’04が良い年になりますように。>

特に言いたいことはないな。ただ、このインタビューの読者に2月にリリースされる新譜をチェックしてくれってことだけかな。勿論他のサイドプロジェクトバンドもね(笑)

それじゃあ、また。

Original Copyright reserved by The Summoning BM
Copyright of Translation reserved by BURZER

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by BURZER | 2006-06-20 21:37 | 番外(Metal)
Clandestine Blaze / Deliverers Of Faith
アルバムレビューを行なうわけではないのでご安心を。このアルバムも目下のところ、音楽としての側面しか焦点が当てられないので、代わりに自分が深く抉り出すことで、このアルバムに精神的な”重み”を付け加えたいと思う。ジャケットを手にとって頂いた上、参考資料的な視点でご覧頂きたい。
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Ian Brady

1938年スラム街でウェイトレスの子として生誕。人物像を先に言ってしまうと、イギリスの犯罪史上に名を連ねる極悪殺人者である。
b0049940_8231670.jpg幼いころから犯罪に手を染め、刑務所に入れられたこともあるが、21歳の時に社会復帰を果たす。しかしながら、終始孤独に育った彼はナチスに魅せられ、ヒトラー/我が闘争やマルキ・ド・サドの著書に没頭するようになる。
23歳の頃パートナーのMyra Hindley(共犯者)に出会い彼女を洗脳。「神などは存在せず、道徳は社会的構築物でしかない。現実にあるのは肉体の快楽だけであり、故に自分の快楽のために他人を苦しめるのは自分の自由である。」という信念に基づき、またそれを証明するために、10代の少年少女を計5人拷問した後に殺害。
完全犯罪的な手口で行なっていたが、仲間を増やそうと、某人の前で例によって殺人を実演したが、この某人が警察に通報した事で事件が発覚。10歳の少年の拷問から殺害までを録音したテープが決定的な証拠となり終身刑。(イギリスに死刑は無い)

John Wayne Gacy

1942年・シカゴ生まれでカトリック教徒。”Killer Clown”としてアメリカの犯罪史に名を残す悪名高い人物。
b0049940_8174811.jpg幼い頃は父親のアルコール依存と暴力を受ける日々が続き、それにより学校を退学するなど恵まれない環境にありながら、学校に入りなおして経営学を身に付け、結婚も果たす。子供に恵まれ、仕事も順調で社会貢献にも励み、人目からは文句のつけようのない生活を送っていたが、職場でアルバイトしていた10代の少年複数人をレイプしたことで10年の実刑を言い渡される。これにより、家庭は崩壊し、一気に奈落に落ちたかと思えたが、模範囚としてわずか18ヶ月で出所。
出所してからもポゴという名のピエロに瀕して孤児院等を慰問する・カーター大統領夫人と写真撮影する等して社会貢献に勤しみ、それを買われて地域委員会の財務担当書記官にも抜擢され、さらには再婚も果たし、見事にその人生設計を建て直した。
b0049940_8201883.jpgしかし、裏の顔は鬼畜以外の何者でもなく、警察の格好・会社で雇ってやる等巧みな口実、ときには薬品で眠らせて10代の少年(9歳の少年含む/のみ)を自宅に連れ込み、性的暴行・暴力を加えたのち絞殺。その数計33人(注:殺人だけでこの人数/殺されずレイプされた者も他に多数存在する)。28人は自宅の床に埋めていたが残りは埋める場所が無くなったという理由で川に投棄。床下から出てくる腐乱臭が原因で事件が発覚したものの、被害者はまだこれ以上に上るのではないかとも言われている。当然死刑判決が下り、94年薬物注射により死刑執行。

Timothy McVeigh

b0049940_815537.jpg1968年ニューヨーク生まれ・熱心なカトリック教徒の家庭で育ったが、彼自身は”神”の存在を抱いている点は公言しているが、詳細については話していない。(イギリスの新聞紙によれば彼は不可知論者であることを手紙で語っていたとのこと)
10歳の頃に両親の離婚を経験してはいるが、幼少年時代は礼儀正しく、前科もない健全な少年であった。ただ、人間関係のやりとりが苦手で、周りからはシャイと思われていた。女性には見向きもせずに、サバイバル(友人と共同で土地を購入)や銃に異様なほど熱中する。その後軍に優秀な成績で入隊し、銃撃面においては様々な勲章を授与されるもグリーンベレーの試験に落ちたため91年に除隊し、安月給なガードマンの職に就く。が、このあたりからアメリカのおかれている状況、そしてなによりもアメリカ政府に対する不満が募り始め、95年4月19日、連邦政府のビルの前に2,300kgの爆薬を積んだトラックを止め、テロ(爆発)を敢行。(“見返りの代償”と自ら呼ぶ) 死者168人(内子供19人・消防隊員1人)、負傷者800人、近隣ビル300棟を損壊。”オクラホマ・爆弾テロ事件”として全世界に衝撃が走った。
第一級殺人他11訴因で起訴され、すべてにおいて有罪判決-死刑が下る。そして2001年、薬物注射により刑執行(当時33歳)。

Veikko “Jammu” Siltavuori

1926/1927生。フィンランド国内においては「神が例え許したとしても、教会は彼を拒絶する / 彼から損害賠償やお詫びの言葉は要らない。欲しいのは彼の死刑のみだ」というぐらい憎まれていた人物なのだが、その情報は極端に少ない。
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1989年、ヘルシンキ郊外で8歳の少女二人を車に乗せ、強姦した後に殺害。遺体を燃やして埋葬した罪で逮捕・起訴された。
終身刑(釈放無し)が通常のところであったが、彼の心神耗弱が認められ15年の懲役刑(釈放有り)が下った。最高裁判所にて、当該事件に関しては懲役に10年以上服した後で釈放するのが妥当する旨の判決が下り終審。服役11年目に行なった3度目の仮釈放請求が通るも、自由がかなり制限された下での仮釈放であり、晩年も精神病院で過ごした。

Albert Fish

1870年・ワシントンDC生。”Moon Maniac”・”Gray Man”・”Werewolf Wystera”・”Brooklyn Vampire”という数々の異名を持つ精神異常人。
b0049940_653418.jpg5歳の頃に親を失い孤児院で幼少期を過ごしたが、28歳の頃に結婚して6人の子供に恵まれ、可愛がった。また、物静かで敬虔なクリスチャンでもあり、外部的には模範的な人物として映っていたが、妻に逃げられて放浪するようになってから精神異常性が顕著になり始める。
まず、汚物を食し、自己の性器に何本も釘を打ち込み、肛門にオイルを染み込ませた綿を詰め込んで着火したりするマゾヒストの一面。
しかしもう一方でサディストの一面を有し、恵まれない家庭の児童を中心に攫っては、拷問具を用いて暴行・殺害。食べるために殺された児童もおり、「子供の肉を柔らかくする為、子供達を縛り挙げ、半分に切られた釘が打ち込んであるベルトで子供達を鞭打ちした」とも後に語っている。アメリカ全土を放浪していた23年間で400人の子供を殺したという供述をしているが、16人殺害していることは間違いない。
b0049940_663517.jpg犯行が発覚することになった、彼の犯行一連の過程も極めて異常。新聞の仕事募集広告を見た彼は、その広告を出していた18歳の少年宅を訪問。そこで一緒に暮らしていた10歳の少女に目をつけると、両親を信頼させ、パーティーに連れて行くという名目で誘拐。少女が帰宅することはなかった。そんな日から6年経過後、少女の両親に、少女の殺害状況や、「細かく切り刻んだ上、オーブンで焼いて食べた / お嬢さんは処女のまま死にました」という手紙を送りつけたことがきっかけで逮捕された。
殺害は神の意思である等とも供述していて、精神異常性を弁護側が強く訴えたが死刑判決が下る。1936年電気椅子により刑執行。

Klaus Barbie

b0049940_8231340.jpg1913年・ドイツ生。
1933年・第一次世界大戦中父親を亡くした彼は、大学にいけなかった代わりにSS(親衛隊/ 階級は中級)に参加し、そこで調査・尋問能力等を培う。
1942年にGestapo(IV/秘密警察)の隊長としてユダヤ人の移民先となっていたフランス・リヨンに派遣され、”リヨンの虐殺者”という異名を得るほどの残虐/犯罪行為の限りを尽くした。
Izieu に隠れていた3歳~13歳の41人のユダヤ人を、運送中に逃げようとすれば目耳鼻から血が流れ出るほど暴行し、後にアウシュビッツ収容所に送り込んだ上、毒ガスで殺害した(書面にサイン)のはかなり有名。他にも反逆者、その周辺者を次々に拷問・殺害し、死者は数千にも上る。
b0049940_8321488.jpg第二次世界大戦終了後はその能力をイギリス・アメリカに買われて保護され、55年までは諜報部員として活動するも、その後はボリビアに逃亡して麻薬の密売を行なって生きていた。83年に当局によって逮捕され、87年に裁判が始まったが、異例にも、この裁判の映像記録が残されることになった。左翼的な弁護士の力強いサポートを経て”人道に対する罪”の罪状が争われたが、結局終身刑が下り、77歳・ガンにより刑務所の中で死去した。

Marc Dutroux

1956年生。ベルギーの犯罪史上に名を残す極悪犯罪人。
71年に両親が別居し、母方についたが16歳のときに母元からも離れ売春斡旋営業を行なっていた。その後は車の窃盗・麻薬の密売で逮捕・起訴されて実刑(13年6ヶ月)が下ったが模範囚として3年で出所。しかし、中身は全く改心しておらず、その後は政府の扶養手当を得つつ、複数の家を用い、中には地下に幽閉所を造り残虐な犯罪を後に行なった。
b0049940_23572467.jpgまずは、8歳の少女2人を誘拐しビデオ撮影しながら数度強姦。この二人の少女は後に餓死。次に17歳と19歳の少女を共犯者と共に誘拐したが幽閉所がいっぱいであったため、違う家にてベッドに縛りつけ殺害。(死因は餓死/この共犯者も死体で発見されたため、殺人の嫌疑が同じくかけられるも本人は否認) 窃盗の容疑で家宅捜索を受けたりもしたが、そのまま犯行を継続(12歳の少女を誘拐)。しかし、14歳の少女を誘拐した際の目撃証言がきっかけで逮捕されたが、彼の証言を得るまでこの幽閉所の存在に警察も気づかなかった。(12歳・14歳の少女は無事生還)
2004年に裁判開始。殺人・殺人未遂・誘拐・誘拐未遂・窃盗・強姦罪の訴因で起訴され、全ての罪が認められるもベルギーでは1996年に死刑制度が廃止されたため、終身刑が言い渡されることになった。

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by BURZER | 2006-06-08 08:11 | 番外(Metal)
Pest (Fin) / 気になったこと
今回の記事は個人的に気になったので普通に調べてみたというただそれだけのものだけれども、公開することに多少なりとも意義があると思ったのでここにアップする。
まずこちらの写真を拝見して頂きたい。
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この写真を見ただけでピンときた人も多いだろうが、そう、Satanic Warmaster等のメンバーがかつて在籍していたバンド-PESTの写真である。(ちなみに左からIscariot,Satanic Warmaster,Nigrantium)
この写真の何が気になったかというと、ずばり背景に映っている墓らしき石碑。キリスト教徒のお偉い方の墓の前で暴れているのだろうと予想しつつ少し調べてみた。

b0049940_1551559.jpgまず左の石碑に刻まれている「Juho Lalluka」という人物から簡単に紹介していこう。Juho Lallukaは端的に言えば、混沌としていた当時のフィンランドにおいて、その文明開化に大いに貢献した人物である。様々な職に従事し、町議会の議長・国会議員・青年協会の設立者・田舎の劇場の協会の取締役委員会・実行委員会の議長と多岐にわたり活躍していたが、1913年に他界(享年61歳)している。
b0049940_1552554.jpg次は右の石碑に刻まれている「Maria Lallukka」。Maria Lallukkaはその名前から想像できる通り、Juho Lallukaの妻である。Juhoの死後経営を全て引き継ぎ、これがまた成功を収める。そして彼女が稼いだ富を死後、半分Vyborg図書館の設立する遺言を残し、きちんと実行され、現在に至っている。多少答えが見えてきているとは思うが、これらの人物がなぜ重要人物なのかについて今から述べることにする。

この二人は様々な事業活動で多くの富を築いており、最終的に12か条の遺言を残している。そして、この遺言状に大きな意味が隠されているのである。
Juhoがフィンランドの文明開化に貢献したと述べたことにも大きく関わるのであるが、Juhoらは混沌とし、将来性が不安定なフィンランドにおいて明確なビジョンを有していた。すなわち、「芸術こそがこのフィンランドの礎となる」という強い信念である。そのために、Juhoらは、芸術家が家や食料に心配したり、周りからの圧力・妨害がなされることなしに、その能力を十分に発揮し、あるいは発展させるための場所が必要であると考えた。そして、その設立費用に遺産を充てるという条項を遺言状に残したのである。

b0049940_16191397.gifその意思を引き継ぎ、1933年にEtu-TöölöのApollo rocksの頂上にその"場"となる建物-Artists’ Homeが建てられた。 ここでは、年老いた芸術家であっても追い出されることなく、その芸術能力を発揮する場を提供し、ひいてはフィンランドの芸術文化を支える場として今日においても機能しているのである。

ということで、私的考察の結論であるが、PESTの連中は「 Black Metalも芸術だ 」という、そんな感じで功労者の前で暴れていると予想され、自分の仮定は見事に外れていたようだ。フィンランドからはぞくぞくとバンドが出現しているが、そういうお国柄となった契機はおそらくここにあるのだろうと妙に納得した。こういうモノ創りの国は滅びることはないだろう。

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by BURZER | 2005-12-24 16:27 | 番外(Metal)
Deathspell Omega Interview (前半)
どうも音源のレビューに終始され、そしてあっさり片付けられてしまっているブラックメタルのバンド達。まぁ、音源の聴き方なんて各々の勝手だし、読む/聴く(?) にしても大半は中身の無いHail Satan/Anti-Christ連呼バンドであって、音源のみのレビューにも一理あるのは承知の上。だが、なかなか鋭く、あるいは強いメッセージ性を我々に送るバンドまでもが表面上だけで語られ、同じように処理されてしまうのは如何なものかと思うわけだ。
こう言うと「押し付けだ」という輩がすぐに登場して呆れてしまう。確かに、自分と価値観が全く異なる人に対しては押し付けがましい”ニュアンス”が出ているように感じることだろう。しかし読んだ後に各々どう考え、判断するのかについてまで拘束するものではない以上、変な勘違いは勘弁して欲しいものである。さておき、今回は、違った視点の存在を知る「きっかけ」になることを老婆心ながら願いつつ翻訳/公開に踏み切った。ご拝見あれ。/変な勘違いヤローは読む以前にとっととご退去下さい。Simply Fxxk Off!!
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Deathspell Omegaの初期の音源が最近再発されていますね。このような経過をご決断なされたのは何故なのでしょうか? また、これらのCDは限定盤としての再発なのでしょうか? MoonbloodやMutiilationとのsplit音源も再発されるのでしょうか?>

A.M.S.G.(以下名称略)>
b0049940_19184775.jpg内的要因と外的要因の双方がこのような決断に導いたのさ。初めの考えでは、限られた者の間で作品をリリースしていれさえすれば、全ての日常世界を避け、そして我々が関与するBlack Metalを急速に普及させずにすむことができると考えていた。”初めは”それで上手く機能していたんだ。しかし、それから徐々に、我々が真に主張していたことよりもむしろ我々の限られた「世界」の方に焦点を置くという、我々の見地に対する理解が欠如している見当違いな多くの人々を目の当たりしてからその思索の無意味さに気づかされた。作品の存在意義を奪われてしまったも同然な状況になじむことはできなかったし、耐えることができなかった。(“責任”という語がここではキーワードとなるだろう)
再発盤は限定盤としてリリースされることはないだろう。自分自身を猛獣の吐息の前に置いてあの世へ行きたい多くの人々の為にね。我々の古い作品は君が言及したものも含め全て再発されるだろう。

再発されたCDの歌詞は殆ど消されていますよね。この経緯を説明して頂けますか?>

初期の形態は溺れていたとでも言おうか、無益な話を長々と語っていたんだ。これらの歌詞は神聖で複雑なものに対する崇拝のありのままの感情について書いていた。歌詞を削除したのは読み手の精神を閃光のごとく、関連するイメージと概念を脳裏に呼び起こし、作品のメインテーマに集中させるようにしたかったからさ。現在の形態は基本的に本質を抜粋した形になっている。

また新たなロゴが登場していますが、これはこのバンドが進化した新たな側面の現れなのでしょうか?>

その通りだ。アルバム-"Si Monumentum Requires, Circumspice"と平行して思いついたロゴであり、単なるグラフィック処理以上に我々のイメージを明確に具現化している。もしもロゴが再発盤リリースの前に出来上がっていたら、すぐに使われることになっていただろう。

"Si Monumentum Requires, Circumspice"は過去全てのDsOの作品と比して驚異的な変化を遂げた作品に仕上がっていますよね。この点について何か言及することがありますか?作詞方法の変化と共に音楽表現も並行して変化したとみてよいのでしょうか?>

我々は曲と詞が分離したものとしては把握していない。我々にとって、それらは互いに深く関連しあい、補完しあっているものだ。1つの側面の進化は必然的にもう1つの側面の進化を意味するのであって、そして、視覚的側面の進化についても同じく明らかにあてはまる。なぜなら、これらの感情表現のでどころは同じであり、控えめに言うと、起源は全てを取り巻く現象からくるものであるからだ。

“SMRC”より前のDeathspell Omegaの作品全て自体ほんの2年リリースされたのが早いだけであって、たとえそれらが最初に制作したDemoよりもすぐれた「種」として長く存在していたとしても、最終的な形を与えられた際の作品の背後にある衝動は各々かなり近いものがあるということを君は覚えておくべきだ。ということで、全ての音源は悪魔的観点から得たエネルギーの最後の一滴まで振絞ってできあがったものとして、交互性を有するのなのさ。

“SMRC”は驚くべきものとして皆の前に表れたかもしれないけれども、それは極度の論理的変遷を遂げた、すなわち、我々の超自然的葛藤が高次元まで上り詰めた結果として導き出された新たな表現(方法)を採用しているだけでしかない。

このような悟り/葛藤の次元の無限性を念頭においたとき、君はこの芸術的創作物の具体的な言葉を理解することができるだろう。

この新譜は聴き通す長さとしてみましても、とてつもなく長いですよね。このことが聴き手を躊躇させるであろうとお思いですか?>

初めは、この作品はDLPとして考えられていた。それぞれ3つの章は「Prayer」で始まるという具合にね。2枚組みにして音源を分離することでおそらく、CD盤よりもこの世界観に入り込みやすくなるのだろうが、消費者のためにわざわざ親切に必要とされる形に直して芸術作品をリリースするという見地には全く反対だ。ダンテがかつて書き記していたように、”真の芸術は惨いというのは自明の理である”ということさ。(深読みしないでくれ。まず、これらの意味深な言葉の暗示についてしばらく考えてくれ。) その言葉は今日何が”芸術”として分類されているのかについて多くのことを語っているんじゃないか?

君は、我々が心から好まないものを生み出すことがどれだけ苦痛であるのか想像できないだろう。もしも聴き手が、我々が経てきたこの苦悶を感じ取ることができず、長期間それに焦点をあてられないままであるならば、とても気楽なものではないし、この作品は失敗作だったということになるだろう。

"Si Monumentum Requires, Circumspice"は三部作のうちの一つであると言われていますね。この第一章は長く、そしてとても意味深です。他の章もこれと同じくらい濃い内容となっているのでしょうか?曲の方も同じように長いのか、それとも今作同様劇的に変化しているのでしょうか?>

我々が”SMRC”を考え、生み出すまで2年以上もの月日を要した。もしも我々が、君が言ったように三部作のうちの一つでしかないこのアルバムの全ての概要を話すならば、3年くらいの月日を要するだろう。曲を書き留める前に、歌詞となる概念の胎児的構造が鮮明に表れなければならない。なぜならば、我々の知的概念世界間における悟り活動の起源-むしろ言う義務があるとでも言おうか-が第一次であって、知覚的要素は第二次的なものであるからだ。勿論この初期構造は実際の作業過程において台無しになったり、質を向上させたりして成長していくはずである。しかし、これは音楽を後ほど肉付けしていく際の始点なのさ。このインタビューの瞬間に、表面的かもしれないが、しかし極めて密度の濃いこれらの言葉は三部作-第二章の混沌とした「骨格」として使うことができるし、また幾つかの「種」は第三章にも実際に利用することができる。悟りによって得られた多くの規律は我々が作曲作業を始めることができるようになるまで形付ける必要があるのだけれども、幾つかの下書き素材は現に試されている最中であり、満足がいくと判明したパターンもあるが、全く満足できないものは躊躇無く捨て去っているよ。

君は想像できているかもしれないが、我々はさらに上位の神学的で不確実な次元に突入するであろう。その結果、恍惚した精神的苦悶は再び全く異なったものとして形付けられてくるかもしれない。予測するには早すぎるかもしれないが、数年で第二章を完結させることはできないだろう。(:Kenoseは第二章ではないようだ) 全ての知的衝動に対して「音楽」というものは下位に位置しているように見えるだろうが、Black Metalというジャンルはなにもとるべき形がたった一つに限られるわけではないのさ。

"Si Monumentum Requires, Circumspice"は翻訳すると、”汝が彼の遺跡を捜し求めるならば、汝の周りを見渡せ”になると思うのですが、ジャケットカバーと関連付けながらこのタイトルについて説明して頂けますか?バンドメンバーがこのジャケットをデザインしたのでしょうか?>

b0049940_19205913.jpgジャケットは我々の指図に従ってある才能ある芸術家が描いたものだ。他の者が書いたものではDeathspell Omegaという(芸術性ある)バンドに結びつくことはできない。制限的で合理的な分析によってジャケットの形而上的価値観を奪い去るつもりはないが、全てタイトルと関連してはいるよ。ロゴのところで述べたこと、真実にある程度近づくために提供した難解な言葉と我々の信念につき言及した内容。そして、現実上のよりどころと全ての人間が実際に経験したことがあるであろう世界における「適用性」についてもそうだ。ただ、これだけは覚えておくといい:”我々を灯す光は我々を盲目的にさせるものとも全く同じものである”

"Si Monumentum Requires, Circumspice"の最初の詞は”O Satan/ああ サタンよ”で始まりますよね。でしゃばらせて頂きますと、これは全くあなたの意図的な決断に基づいた詞ではないですか?>

確かに。オープニング明けの最初の言葉は、暗黙の了解であるが、言語(“動詞”)の威信に基づく陳述である。より明確に言うのであれば人間的表現に基づいており、それこそがまさに、人が理解しようと試みる、あるいはdeus ignotusにむけて知的接触を試みる際にまとわりつく足枷の起源なのさ。

我々の現実的な野望は、いまでも謙虚でい続けているわけだけれども、本気で「サタン」に知的接触を試みるとであるともう一度強調しておく。哲学的な実在としての「サタン」というわけであるが、これは声高く十分説明することはできない。サタンに関する他の全ての解釈は知的論拠が抽象的で不明確であるからだ。皆は単なる語源的な議論あるいは、これはより最悪なのだが、視野の狭い、少ない知力に基づく合理的思考では「サタン」を確定的なものとして捉えることはできず、最も危険な事柄である哲学的な現象の断片だけを捉えてしまうということをよく認識する必要がある。これは”真理”だ。

CDのブックレット内のイメージ写真には集団虐殺,エロス,犯罪現場の写真,キリスト教の図解書といった興味深いものが混ぜて用いられていますよね。こういったテーマのものを混ぜて用いているのを見るのは初めてではありません(Funeral Mistが例として思いつきます)。これらの写真を選んだ理由を説明して頂けますか?>

b0049940_19244213.jpg“SMRC”の歌詞は明らかに人間について論じている。その生物圏/生態環、そしてサタンに対して内在的に有する驚くべき力と人間の活動・視点・ついには人間の最終的な在り方を取り返しのつかない程度に影響を及ぼしてしまう「輝き」との相互作用。さらにはこれを精神内で生み出すこと、これらは君が述べたように”興味深いものを(適当に)混ぜて用いて”いるわけではない。b0049940_19251972.jpgむしろ、我々が述べている神学的陳述を明確に象徴している写真をごく少数選び抜いたというだけさ。君の疑問はそれらの写真における関連性の不連続をほのめかしているが、実際上、近接する現象のほんの一側面の違いでしかなく、お互い強く関連し合っている。鬱血した手と治った手は結局のところ同じ「手」ということだ。

ちょっと前に話が戻りますが、Clandestine BlazeそしてMutiilationとのSplit音源はアートワークという点ではあなたの厳格な理想からより劣っているように思えますが、今思うとこれらは”残念な出来”としてお考えなのですか?>

b0049940_19261423.jpgこの点についてはGerge Batailleのエッセイを引用させてくれ。”急かせる欲望、あるいは苛々し続ける発作状況のイメージというものはしばしば両意に取ることができるものである。Louche: これらのイメージが恐怖あるいは死になるにせよ、それらはいつも狡猾なものとして現存することになる。Sadeの領域においてさえも、死という恐ろしき刃は、私欲が仲間・犠牲者、そして”他の者”に向けられることで反り曲がってしまう。矛盾しているが、Sadeはもう一方で大いに愉快な「人の表現」というものを示してもいるのである。”

これはそれらのアートワークについて理解するためのキーワードとなり、これ以上の言葉はもはや不要だ。

b0049940_19271593.jpg一般に、芸術美を”サタニック”と捉えることができるという点に誤解が存在する。思えば、誤解の発端は初期に広く蔓延したサタニズム自体(ほとんどいつも、原始的で素朴という点でその”神聖な”構成を否定している)にあるようだが、何も驚くべきことではない。

Deathspell Omegaは精神(ないし力)の集合的実在なのでありましょうか、バンドメンバー/個人というものを拝見することができません。なぜこのような方法を採っているのでしょうか?この確固たる姿勢は今後も続くのでしょうか? そしてこれは同時にLiveをやることはあり得ないということを意味しますが・・・合っていますか?>

最初に、我々は人間が重要であると考えている「幻想」に労力を払うことを完全に避けたいし、Warholが見事にしてのけたように、それらを欲する者をこの”15分間の名声”に夢中にさせたいんだ。人間の理解能力には多くの制限があるにも拘らず、我々が (「サタン」を) 理解しようと試み、そしてあえて賛美することに関しては我々という人格は無関係である。言えるのは、我々は哲学的レベルにおいて多くの人々よりも勿論優れた存在であるということ。結局のところそれは、我々が芸術的、あるいは知的衝動がどれ程我々の内側から出てくるのかを明確に答えることが出来ないと正直に考えているからでもあろう。例えるなら、” Si Monumentum Requires, Circumspice"は「我々だからこそ」というよりも、「我々でさえ」思いつくことができたという具合に。このような不可解で無限性ある起源の模索に対して子供の父系(作曲者)を説いていくことは、たとえ-少なくとも-楽器のクレジットを残すにしても、本当に無意味なことであろう。(“我は汝の前に屈辱にて下落するであろう-そして汝の定めとあれば人の前に上る”)

君は正しいよ。Deathspell Omegaが説くことは制限され、純粋な知覚上の環境において理解されることはないから、我々はLiveをすることはふさわしくないと考えている。

Deathspell Omegaは私が知るところだとたった2回インタビュー上に姿を出しただけです。なぜこのように秘密状態を貫くのか、そして今回ベールを脱いで下さったのでしょうか?あなたはある程度人々が(DsOを)支持してくれているということに気が付いていますか?今までのように”文面世界”でしか接触することはできないのでしょうか?>

我々は匿名者として存在する必要性に帰着し、公の交流場所に対しては両価的な立場をとっている。まず、我々は単純に制作作業過程から公の交流場所を締め出している。つまりは、我々は(悟りのために)自分自身を自分自身にもう一度適合させなければならず、公の交流場所というものは(哲学的考察の)進展が”重大な”段階に達したときに初めて必要となるんだ。

覚えておくといい。Lutherが聖書を自国語に翻訳し、またそうすることによって広く神聖な言葉に接する機会を与えたが、低俗な民衆だったが故に、彼はすぐにかつて誰も自由に解釈することができなかった重大な教養的背景の解釈文を序文として付け加えなければならなかった。我々の場合、インタビューというものは、心から筋の通った解釈に興味を抱く人々に対する合図になるとともに、表現することができなかった、あるいはLPやCDのブックレット上では明らかにできなかったであろう付加的な概念を人目に晒す方法として機能するのさ。

大衆の支持については、売り上げ枚数にとても驚いたということ以外はよく把握していないな。そういった人々は(哲学的なものとは関係の無い)他の議論をしたいがためという誤った理由でアルバムを買ったんだろう。

>>> 後編に続く<<< 

Original Copyright reserved by AJNA
Copyright of Translation reserved by BURZER

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by BURZER | 2005-10-17 13:29 | 番外(Metal)
Black Metalな話。

今回は視点を変えて”Black Metalな話”を、ジャケットを念頭に置きつつ記事にしよう。その裏側にはやはり濃い物語が隠されているのである。

ABSURD/Asgardsrei
b0049940_17930100.jpgドイツのNSゴッドのABSURDによるNS-Black Metalの金字塔的MCD。では、早速その裏舞台を覗いてみるとしよう。ここに収録されている音源はABSURDのメンバーの良からぬ噂や秘密を暴露していた当時14歳のSandro Beyerを集団で呼び出し、発作的に殺害・証拠隠滅を図った件で懲役刑を受けたメンバー(Hendrik,Sebastian/殺害当時17歳)が仮出所中に作成したもの。そして、このMCDはIG FARBEN Produktionなるレーベルからリリースされたわけであるが、これはNo Colours Recとの噂が一部でたっていた(真偽不明)。さておき、ここからが凄いのであるが、このMCD発売後数ヶ月にドイツ政府が動き出しNo-Colours Recを始め関係機関に捜索のメスが入ることになる。それもそのはず、ドイツは戦後の反省から憲法忠誠-ナチズム(思想)を徹底的に排除している国であるにも関わらず、ブックレットの内容からしてヒトラー万歳を謳っており、政府の目に留まることは必至だったわけである。
b0049940_17114678.jpgここからはその後の話:家宅捜索により収集された証拠は違法捜査による証拠として、大々的な訴訟には発展しなかったが、この一件でHendrikの仮出所は取り消されることになる。しかし、Hendrik自身はアメリカに国外逃亡を図る。結局はアメリカ当局に逮捕・送還され、刑期も過重・延長。現在も刑務所暮らしを送っている。もっとも、思想・良心の自由が認められないことはおかしいとして(身柄引き渡しの際、国外逃亡の罪しか焦点とされなかった/難民認定申請も却下)、Hendrik Moebus.comが発足されている。
もう一つのジャケットは、殺害したSandro Beyerの墓をジャケットにしてしまったThuringian Pagan Madness。内部にも”One day the world will know that Adolf Hitler was right”という記載がされており、当時は実に過激極まりないバンドであった。


BURZUM/Det som engang var
b0049940_17121961.jpgこのアルバムの裏舞台はご存知の方が多いのではないだろうか。当初は1st-S/Tと同じくDeathlike Silence Prodからリリースされる予定であったが、Euronymousの怠慢(ex.「BURZUMの1stアルバムをリリースする際、ローンを組まなければならないところ、奴は自分で努力しないで俺から借金しやがった。それどころか、そのアルバムを完売した際、それで得た金を再プレスする費用に充てず、あるいはその金を俺に返さずに奴個人の借金返済に充てやがった。奴がしたことといえばそのでっかい尻を自身の店(Helvete)に置いてコーラやカボッブを飲み食いしていただけだから、奴やDSPが破綻するのも時間の問題だったのさ」Varg談)や自分勝手さ(ex.曲のタイトルを勝手に変更する)に呆れたVargが自身で新たに創ったレーベルCymophane Prod(before:Burznag)から950枚限定でリリースされたアルバムがこのアルバムである。
見ての通りジャケットの印刷が濃く、ロゴも昔のものを使用している点が特徴的。

DSPに触れたので、ここでDSPからリリースされたジャケットに纏わる話をしよう。そもそもDSPは、Anti-Scott Burnsのロゴを筆頭に、トレンドになりつつあったデスメタル(“死”について歌っているのに誰も死なない=偽物)を撲滅するかわりに”Evil”なLP/CDをリリースすることで、人々を恐れかせることを目的にEuronymousが設立したレーベルである。
b0049940_17153585.jpgさて、今回その中で特に採り上げたいのは名盤MAYHEM/De Mysteriis Dom Sathanas。「Century Media盤は青く、DSP盤は紫のジャケで歌詞が付いているんでしょ?」と思った方、残念でした(笑)。確かに関連する事柄でもあるのだが、まず述べたいのはDSP盤にもオリジナルが存在するということである。それでは、オリジナル盤とはどういうものかというと、ジャケットは紫なのだが、①歌詞カードはなく、②裏ジャケにバーコードが無いのである。くれぐれも騙されないように注意しよう。
では、裏舞台を覗いてみることにする。Dead(Vo)の自殺によりAttila(ex.Tormentor/Euronymousがいたく惚れ込んでいたようだ)をSession-Voに迎えるという時点ですでに尋常ではないが、レコーディングメンバーであったCount(aka.Varg/Ba)がレコーディング後にEuronymous(Gt)を殺害したことで、益々血生臭い名盤となってしまったのは周知の通り。ここからが本題なのであるが、オリジナル盤も含め、クレジット上にはEuronymousとHellhammerしか印刷されていない。このせいで、BaはHellhammerが録音し直したという噂が一部で立ち始めるのだが、これはガセネタである。b0049940_17173522.jpgすなわち、クレジットに二人以外記載されなかったのは、Euronymousの両親が、Hellhammerに、Countと並べて記載するのであればこのアルバム自体の発売を拒んだことに起因する。そこで、意図的にCountをクレジットから外したというわけである。
なお、こちらが、Deadの自殺写真をジャケットにしてしまった超有名Bootleg-Dawn of the Black Hearts。裏舞台はよく知られているのでここでは省略する。

Graveland / Thousand Swords
このバンドもどこから手をつけてよいかわからないほどのなかなか語られることのない裏舞台が存在するのである。
b0049940_17191355.jpg「Thousand Swords」から見てみよう。UGな世界で売れまくったGravelandの音源に興味をもったのが大手レーベルOsmose Prod,Nuclear Blast,Lethal Rec。このうち、Lethal Recが一番大金を積んだのか定かではないが、当初のリリース予定元であったNo Colours RecをボイコットしてLethal Recと契約を結んでしまう。意見や視点の違いを理由にリリース直後にこのレーベルから離れることになるのだが、これによって、オリジナルのThousand SwordsはLethal Recからリリースされることになった。これで終わったわけではない。b0049940_17202445.jpgすなわち、このような過程を経てリリースされたThousand Swordsであったが、このリリースを良しとしない者がAnti-Lethal Recとして翌年にまたThousand Swordsをリリースすることになるのである。記憶が正しければこの一件、あるいは裏から圧力があったのか、Lethal Recのリリース-リストからThousand Swords(LRC-21)が削除されていたはずである。No Colours Recが名前をAnti-Lethal Recと変えてリリースしたのか、Darken自身の意思で再リリースしたのか、確認することはできない。現在はNo Colours Recから何の問題もなかったのかの如くリリースされているがこの1枚にはこのような逸話が隠されているのであった。
Gravelandに纏わる話はまだ終わらない。昨年自殺した元メンバーのKarcharoth追悼の意味も込めて(?)Infernum/Farewellが今年リリースされたのはご存知の方が多いであろうが、「If we were sorry it would be just because he died from his own hands, not ours…」という歌詞カードに記載されている追悼文に”?”と思われた方は果たしているだろうか?KarcharothとGravelandの関係を知ればその理由が分かるはずである。
b0049940_17253998.jpg‘94に加入したKarcharothであったが、3rd-Following the Voice of Bloodから完全に姿が消えている。そう、ここに答えがあるのである。
ほぼ同時期にKarcharothInfernum/ Taur Nu Fuin(Darkenも参加)をリリースしているわけであるが、このアルバムも実はNS思想が漂うCDであったため、ポーランド政府が目を付け始めるようになった。また、CDだけに留まらずKarcharothは破壊活動や他のバンドに脅迫を行なっており、これが徐々にDarkenを悩まし始めるのであった。さらには、思想面において、右翼的な思想を有していた時は同調していたわけであるが、「毎週考え方を変える」と表現されるように考え方がころころ変わり、終いには左翼的な思想を持つようになってしまう。と同時にAnti-Graveland活動を始める始末。’97にKarcharothは自閉症により病院生活をおくるようになったわけであるが、これらのKarcharothの全ての行為が元でFollowing the Voice of Bloodのリリースが延期される。
そう、Karcharothは最終的には”殺したいぐらいに”憎むべき存在になっていたわけである。


と当初は端的にまとめ、他のバンドのジャケットについても色々取り上げる予定であったが予想以上に文量がおおくなってしまった(苦笑) いつかわからないが気が向けば将来とりあげてみようと思う。

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by BURZER | 2005-09-15 23:45 | 番外(Metal)
Rain of Blood Records Ⅱ
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それでは近年出回っているRain of Blood Recordsを採り上げてみよう。’03以降は活動を停止していたかにみえたこのレーベルであったが、近年になってまた活動を見せ始めた。相変わらずHPをもたず、コンタクト方法も不明なままの不気味なイメージを残しつつ、Box-setから一変CD-Rを製造するようになった。
ビニールの梱包方法はいかにもという感じなのであるが、実はこのレーベルは謎めいたイメージ/ブランド名を利用した実質別物のレーベルで、フランスの某人によって作られたものである。といっても、(一応自分は確証を得ているのであるが)”Rain of Blood Records”自体謎めいた存在なので、この記事を信じるか否かは各自の判断に任せる。
まず、現在確認している製品リストを見てみよう。
・Rain 003 : BURZUM / Beneath the Ruins of Christianity… (limited 111)
・Rain006 : NARGAROTH / Det Lys aldri I livet Orke (limited 111)
・Rain007 : BURZUM / Winterliche Reinheit (limited 111)
・Rain008 : BURZUM / Erste Waffen (limited 111)
・Rain009 : BURZUM / Entstehung (limited 111)

(Rain001/002/004/005が抜けているがここにはMAYHEMのCD-Rが入る。ただ、実際この目で確認していないので意図的に削除した)
と、ここまで読んであまり良い心象を抱かないであろうが、収録されている音源は被っているものばかり収録したブートが多い昨今、未だ一般的に発表されていない音源がかなり収録されているのである。その上、エンハンズド仕様になって映像も観ることができたり、Digi-Pack仕様になっていたりと、かなり高品質だったりするのである(あくまでブートレベルだが)。
オークションでたまに姿を現すので、興味のある方はチェックしているとよいだろう。ここからは完全な私見であるが、上記のリストでは「limited 111」と記したが、実際はそれ程プレスされていないように思われる。また、この某人は別名レーベルをまた作り、そこから自身のバンドのCD出し始めているのだが、この点を鑑みるに、このRain of Blood Recordsはその実験を兼ねて作った色合いが強いように感じられる。といいつつも、繰り返しになるが、このレーベルに関しては、自分の言うことを信じるか否かは読み手の判断に任せる。

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by BURZER | 2005-08-17 14:05 | 番外(Metal)
Rain of Blood Records Ⅰ(特集)
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イタリアのBellinzagoに位置するといわれるミステリーレーベルを今回は採り上げてみよう。根っからのマニアの間では著名なレーベルなのだが、日本で話題になっているのを今までに見かけたことはない。なぜ話題にならないのであろうか?これはミステリーレーベルといわれる所以でもあるのだが、HPが無く、少数限定Boxばかりプレスし、特定の者以外、コンタクトを一切とらないからであろうと推測される。
設立理念として、「チープで高額な”Bootleg”にうんざりし~高品質なものを造り、それは且つ、金を稼ぐための”Bootleg”ではなく、”gods of evil(当該バンド)”のプロモーションを行なうためのものだ」とある。以下が製品のリストである。
・BURZUM / Burn’em all (limited 333)
・Darkthrone / Forest of Darkness (limited 666)
・Hellhammer/Celtic Frost / Buried and forgotten (limited 333)
・ABRUPTUM / From hell (limited 333)
・TIAMAT / From Death To Goth (limited 111)
・SATYRICON / Der Forest ist mein Throne (limited 333)
・BURZUM / Pestatrappen (limited 333)

上記リスト-ABRUPTUM以降から完全なBox仕様になったが、全て当該バンドのレア音源やBiography等詳細を記載したブックレットがついており、なるほど、確かに高品質である。
ただ現時点では(製品自体は2,3年前のものなのだが)、Celtic Frost-Boxを除いてレアな製品故、結局高額なBootlegになってしまっているのがなんとも皮肉である。そして、これを察知してか、あるいは出し尽くしたのかもしれないが、現在では活動を停止しているようだ(最近一部で出回っている”Rain of Bloods Records”はこのレーベル名を利用した偽物といわれている。次回採り上げよう)。かなり入手難のBoxだが、Celtic FrostTIAMATであればまだ一部のShopで取り扱っているので探してみてはどうだろうか。

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by BURZER | 2005-08-17 14:01 | 番外(Metal)